論理的思考(議論の精神)
前回→【議論の種類】
第二回のテーマは議論にどういう態度で臨むべきかについて
【基本】
議論とは人の意見を聞いて理解する場である
これが良い議論になるかを考える出発点である
【議論の進行】
議論に臨む姿勢の前に議論の進行について説明
1 | 問題提起 |
2 | 参加者は問題に対し回答していく |
3 | 回答に対し疑問があれば1へ戻る |
4 | 全ての問題に納得いく回答が得られたら議論終了 |
一つの回答に複数の回答がつく場合がある
その場合はそれぞれの回答について議論し、回答間の矛盾、隠された前提条件が
明らかにすることで「皆が納得する回答」へ収束する
【意見の客観性】
意見とは「問題に対する自分の考え」である
人に理解される意見は論理的でなければならない
論理的な意見はその主張に至るまでの経緯が明確でなければならない
「経緯が明確な意見」を述べるには、
「質問する側の立場」に立ったつもりで、自分の意見に疑問を投げかけ、回答を考え、
その回答に対し、疑問を投げかけ、その疑問への回答を考え、(以下略)
を疑問への回答が「明白なこと」になるまで繰り返せばよい
【共通の土台】
参加者の間での共通認識
議論が永遠に続かないようにするためのストッパーである
土台は慎重に設定しなければならない、間違った土台からは間違った結論しか出ない
矛盾した結論が出るような土台設定はダメな土台設定である
【参考文献 Reference】
やる夫で学ぶ議論の仕方